どーも!グランドカバー研究室 管理人のさとんです!!
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
前回、芝生の種類や特徴、どんな品種があるの?といった疑問について簡単にご紹介をさせていただきました。
今回は、芝生の品種の中で「日本芝」について調べていきたいと思います。日本芝とは何?といった疑問や日本芝の仲間である野芝や高麗芝、TM9について違いや特徴を詳しくご紹介したいと思います。
それでは、レッツゴー!
日本芝とは?特徴は?
まずは、日本芝とは何?という疑問から。
ホームセンターなんかで芝生を探すと、シート上になった「高麗芝」なる商品が売られてますよね。高麗というと古代の朝鮮半島の王朝の名前ですが、朝鮮半島には自生してないそうで、「高麗芝」はれっきとした日本芝です。
なぜ、高麗と呼ばれるのか?その呼び名の由来は色々調べてみたもののよくわかりませんでした(^^;
高麗芝の由来はさておき、「日本芝」とは、読んで字のごとく元々日本に自生していた品種のことで、以下のような特徴があります。
・気温が10度以下になると、地上部が枯れて休眠状態になる
・西洋芝に比べ、葉の伸びが少なく芝刈りなどメンテナンス工数が少ない
日本芝は、先ほどご紹介した高麗芝の他にも、ネットで探してると、野芝やTM9なんて名前の芝生も売られていたりで、何がどう違うのか?正直よくわかんない、という状態になりますね。
ということで、以下に野芝や高麗芝、TM9の違いや特徴をご紹介していきましょう。
野芝の性質や特徴は?
まずは、野芝の原産地やサイズ、耐寒性などの基本情報です。
野芝はその名前のとおり、野生種に近い品種の芝生です。「暖地型芝草(夏芝)」と呼ばれる品種ですが、耐寒性が高く、寒冷地でも生育可能です。
野芝のメリット・デメリット
野芝を育てるに当たって、そのメリットとデメリットを列挙してみます。
・踏圧にも強く、病害虫にも強い
・成長が遅いため芝刈りの頻度が少なくてすむ
丈夫で強くて、管理が楽な野芝ですが、ビジュアル面で他の芝生に少々見劣りするのが難点。
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高麗芝の特徴は?
続いて、高麗芝の原産地やサイズ、耐寒性などの基本情報です。
ホームセンターなどでシート上で売られている高麗芝。入手しやすく、公園などにも植えられているので芝生の中ではなじみ深い品種と言えるでしょう。
高麗芝のメリット・デメリット
高麗芝を育てるに当たって、そのメリットとデメリットを列挙してみます。
・暑さに強く、乾燥や少々の日照不足でも生育可能
・夏場は芝刈りの頻度が増える(週一ペース)ため、管理に手間がかかる
高麗芝はいつ植える?最適な時期は?
シート状で販売されていて、入手しやすい高麗芝は、いつ植えるのが最適なのでしょうか?高麗芝を植えるにあたって、最適な時期や芝刈りの頻度はこんな感じです。
芝刈り頻度:春・秋は月1回、7〜8月には週1回
生育温度帯:25~35℃(10℃以下で成長停止)
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高麗芝は実はコウシュンシバと言うのだ!
日本芝にはノシバ、コウライシバ、ビロードシバ(キヌシバとも)という品種が流通していますが、正式な学名はそれぞれシバ(学名:Zoysia japonica)、コウシュンシバ(学名:Zoysia matrella)、コウライシバ(学名:Zoysia pacifica)となっています。
つまり、高麗芝という名前でホームセンターなどで売られているのは、正式な学名で言うとコウライシバではない、なんて状態になっているんだとか…誰が決めたのよ、こんなややこしい話(笑)
ま、それでもキレイに育つとこんな感じのお庭になります!
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TM9(ティーエムナイン)とは?特徴は?
さて、最後に、日本芝の仲間で「TM9」と呼ばれる品種についてご紹介します。
TM9とは?
「TM9」は省管理型コウライシバと呼ばれています。その名の通り、コウライシバを品種改良したものになります。
トヨタ自動車が開発した品種で2005年の愛知万博のトヨタグループ館の緑化にも使用されました。
TM9のメリット・デメリット
そんな「TM9」のメリット・デメリットをまとめてみました。
・少肥料でメンテナンスが楽
・高麗芝よりも草幅が細く、密度も高く、葉色も鮮やかで美しい芝生に仕上がる
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まとめ
ということで、以上「日本芝とは?種類を紹介!野芝と高麗芝の違いは?TM9とは?」をご紹介しました。
日本の気候に合って育てやすいと言われる日本芝の仲間を調べてみました。とはいえ、西洋の芝生とも比較してみないと、どちらが家の庭に合っているのかはわかりませんよね。
なので、次回は、西洋芝についてご紹介していきたいと思います。
それでは!
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